目標

2023年あけましておめでとうございます。

本年も変わらず、本ブログをよろしくお願いいたします。

さて、年頭にこの1年の目標を立てる方も多いと思います。

では、なぜ目標は必要なのでしょうか?

目標を立てると、どんなメリットがあるのでしょうか?

●目標と目的

そもそも、目標とはなんでしょうか?

目標とは、目的を達成するための手段だと言えます。

企業においての目的は、「経営理念」であり「ビジョン」です。その企業が目指すものです。

例えば、ビジョンが「お客様に幸せな毎日をお届けする」という企業があったとします。

ビジョン(目的)は、多くの場合抽象的です。

お客様に幸せをお届けするために「何をすればいいのか」が、このままではわかりにくいために、社員たちは「何をどうすればいいのか」を考える必要があります。

この「何をどうすればいいのか」を考えて、その手段を明確にすることが、「目標を立てる」ということになります。

お客様に幸せな毎日をお届けするためには、どのようなサービス、商品を作ればいいのか、お客様の幸せとはどういうことなのかを考え実行することで、企業はビジョン(目的)に近づくことができるのです。

●目標を立てるメリット

目標を立てるメリットは3つあります。

1.やるべきことが明確になる。

目標を立てると、目的に向けて具体的に何をすればいいのかがわかりやすくなります。例えば、ビジョンが先ほどの「お客様に幸せな毎日をお届けする」だった場合の目標例としては、

例)お客様の幸せを知るために300人のアンケートを集める。

などがあります。

人間の脳は、具体的なものでしか行動を起こせないと言われています。

「お客様に幸せな毎日をお届けする」だけでは、行動は起こせないのです。

2.モチベーションが上がる。

目標を立てることで目指すものがはっきりとし、そこに向かっているという思いがモチベーションを上げます。

3.達成感が得られる

目標を立ててそれを実行し、目標を達成すると達成感が得られます。達成感は幸福感を高めます。先ほどの目標ならば、300人のアンケートを集めることができれば、目標達成です。

目標達成を明確にするためには、数値化しておくことも大切です。結果が可視化できないと達成感が得られないからです。

●目標は自分で立てる

目標は自分で立てることが重要です。

なぜなら、人から押し付けられた目標は、どうしても「やらされ感」がでてしまうからです。

自分の思いがこもっていない目標は、モチベーションが上がりませんし、達成から得られる達成感も低くなってしまいます。

自分で目標を立てるためには、目的(ビジョン)を十分理解して、考えて、選択する必要があります。そうして、自分で選択して、自分の中から生まれた目標だからこそ、責任を持って達成しようと努力することができます。

人間の脳には「統一一貫性の法則」というものがあり、自分で口にしたことを実行しないと、なんとなく気持ち悪くなるのです。「有言実行」という言葉がありますが、これは脳科学的にも有効な手段だと言われています。

●目標を立てる時の注意点

目標を立てる時は下記の3つに気を付けることをおすすめします。

1.期日を決める

いつまでにやるのかを決めておくことが重要です。ゴールを決めておくことで、逆算していつまでに何をする、を決めることができます。

2.具体的な内容にする。

すぐに取り掛かることができるような具体的なものにすることで、すぐに行動が起こせます。

3.達成したことがわかるような目標にする。

具体的な数値やゴールの状態などを決めておくことで、達成したことが明確にわかり、達成感を得ることができます。

いかがでしょうか?

なんとなく立てていた目標も、その意味やメリット、注意点に気を付けることで、より一層自分を成長させてくれるものに変化します。

ぜひ今年の目標は、上記の点を意識しながら立ててみてはどうでしょうか?

(参考文献)

図解 脳に悪い7つの習慣 林 成之

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