悩みはポジティブ⁉

悩みはネガティブなものだと思っている人は多いですよね。

悩んでいる時は、とてもつらい思いをしているわけですから。

しかし、考え方を変えれば、悩みはポジティブなものになります。

では、そもそも悩みとはどんなものでしょう？

例えば、ランチを食べに入ったカフェで

から揚げのAランチ

ハンバーグのBランチ

どちらを注文するかで悩む。

そんな悩みは、ポジティブな悩みと感じますよね。

しかし、

パワハラを受けている職場を辞めたい。

でも、辞めたら収入がなくなる。

だから、辞められない。

そんな悩みは、ネガティブな悩みと感じますよね。

でもこの二つ、よくよく考えると、悩んでいる根本の理由は「決められないから」なんです。

人は、何かを決められない時に悩みます。

当たり前のことですが、悩みのループに入ってしまっている人は、「決められない」事に気付いてない場合が多いのです。

ＡランチかＢランチかで悩んでいても、どちらかに決めなければいけないということはわかっているので、選択の基準を作って、決断します。

例えば、から揚げはこの前食べたな、じゃあ、ハンバーグにしよう。など。

しかし、パワハラで毎日つらい思いをしていると、そのことばかりを考えて、決断できないからいつまでも苦しいということに、気づかないのです。

パワハラを受けてつらい→仕事を辞めたい→辞めたら収入がなくなる→次の仕事先なんて見つからない→もし転職できても、もっとひどいパワハラをうけるかもしれない→やっぱり辞められない→パワハラを受けてつらい

と、このループをぐるぐるしているうちに、うつ病になり、もう自殺しか逃げ道がないと思い込んでしまうのです。

この時は、「なんで毎日つらい思いをしなければいけないんだろう」

「どうして、自分がこんな目に合わなければいけないんだろう」

こんな気持ちだと思います。

なぜ、どうして、と考えると、その場をぐるぐるしてしまいます。

そこで、

「どうすれば、この苦しみから解放されるだろう」

「どうすれば、パワハラ上司をぎゃふんと言わせられるだろう」

と、どうすれば、と考えると、解決策を探すようになります。

つまり、決断できるようになるということです。

このぐるぐるのループから抜け出す方法は、たった一つ、「決断する」ことです。

どの方向に進むのか、行先を決め、ループを断ち切る「決断」をすることです。

仕事を辞めると決断したら、そこでブレーキとなっていた収入を確保するためにはどうすればいいかを考える。そして、転職先を探す。転職先でまたパワハラに合うかも？という不安は、だれにもわからないので、考えない方がいい。面接の時に違和感があれば、それは危険信号だから、別の職場を探せばいいだけの話です。

どうしても、パワハラ上司に自分のしたことをわからせてやりたい、と思ったら、会社と上司と戦うと決断すればいいのです。そのために、証拠を集めたり、会社に訴えたり、労働審判について調べたりすればいいのです。

このように、決断さえすれば、行動が起こせます。

けれども、決断することは、とても怖いことです。

人間の脳は、変化が嫌いなので、現状維持をしようとします。

それは、自己保存の本能からきています。

何かを決断し、現状を変えることは、本能に逆らうことなので、当然、怖いのです。

あなたが、特別弱虫だということではなく、だれでも、現状を変えるのは怖いのです。

自分では、なかなか「決断できない」ことに気付かないと言いました。

そんな時は、だれかに、相談して違う人の意見を聞いてみることも、いいきっかけになります。

相談したからと言って、その人のアドバイスに従わなければならないことは、ありません。

決めるのは、あくまでもあなた自身です。

自分以外の、新しい考え方に触れることが大事なのです。

でも、その決断する怖さを、ワクワクに変えることができれば、悩みはポジティブになります。

転職したら、いい上司に恵まれるかもしれない。

そうすれば、仕事が楽しくなるかもしれない。

もう、明日の仕事を考えるだけで、心臓がバクバクすることもなくなる。

そう思うとワクワクしませんか？

悩みは、とてもつらいものですが、確実に自分を成長させてくれます。

決断するときのヒントは、「どちらを選んだ時に、自分は一番ワクワクするのか？」です。

お金や時間やその他のいろいろなブレーキがないとしたら、どんな決断が自分にとって一番ワクワクするのか？それだけを、考えてみてください。

それこそが、あなたの心が本当に望んでいる未来です。

いつか、笑って「あの時は、本当に死のうかと思っていた」と話せる未来につながるような決断ができれば、悩みはポジティブだと思いませんか？