ウェルビーイング経営とは?
ウェルビーイングという言葉を聞いたことがありますか?
なんと今年2022年は「ウェルビーイング元年」なのです。
2022年1月の日本経済新聞に「2022年をウェルビーイング元年に」という記事が掲載されました。
日本でもウェルビーイングという概念が広まってきています。
●ウェルビーイングとは?
そもそも、ウェルビーイングとは、どういうことでしょうか?
ウェルビーイングを英語で書くと、Well-beingです。
直訳ですと、「よい」「あり方」となります。
この言葉は、1946年に設立された世界保健機構(WHO)の憲章で初めて使われました。
HEALTH IS A STATE OF COMPLETE PHYSICAL, MENTAL AND SOCIAL WELL-BEING AND NOT MERELY THE ABSENCE OF DISEASE OR INFIRMITY.(原文)
「健康とは、病気ではないとか病弱ではないということではなく、身体的、精神的、社会的に良好な状態である」
Well-beingは、広い意味で「健康」とか「福祉」とか「幸せ」と訳されます。
●ウェルビーイングを経営に取り込む
ウェルビーイングを企業経営に取り込むとはどういうことなのでしょうか?
ウェルビーイングを「幸せ」と考えてみます。
「ハーバード・ビジネス・レビュー」に掲載された「幸福の戦略」の特集に下記のような研究結果が記されています。
「幸福感の高い社員の創造性は3倍、生産性は31%、売上は37%高く、欠勤率が41%、離職率が59%低い、さらに、業務上の事故が70%少ないことも明らかなった。」
つまり、そこで働く従業員が幸せなら、その企業の生産性が高くなり、売上も伸び、しかも、離職率が下がり、事故も少なくなるという、夢のような話です。
個人の幸せが、これほど企業の業績に影響を及ぼす、ということです。
ここに着目し、社員の幸せを追求することによって、企業の業績もアップさせよう、というのがウェルビーイング経営なのです。
●まずは社員の幸せ
ウェルビーイング経営をする上での最も重要なのは、もちろん、社員の幸せです。
社員一人一人が幸せに仕事をすることが、なによりも重要なのです。
では、どうすれば社員は幸せになれるでしょうか?
幸福学を研究している慶応義塾大学の前野隆司先生の研究で明らかになっている、幸せになるための4因子についてご紹介します。
この4つの因子に基づいた行動を取ると、人は幸せを感じることができます。
●幸せの4因子
第1因子「やってみよう」
社員一人一人がやりがいを持って仕事ができるようにする。
第2因子「ありがとう」
感謝を忘れずに、他の人の為に行動することを心がける。
第3因子「なんとかなる」
楽観的に物事をとらえ、チャレンジ精神でなんでもやってみる。
第4因子「ありのままに」
それぞれの個性を大切にする。
●ウェルビーイング経営とは?
ウェルビーイング経営とは、社員がやりがいを持って働けるように、社員の意見に耳を傾け、それぞれが主体的に仕事に取り組める環境を作り、上司、同僚間でお互いに感謝し合い、「これは無理!これはダメ!」と決めつけず、なんとかなる、と楽観的にとらえてチャレンジし、会社の枠に社員を押し込めず、個性を大切にする、経営なのです。
しかし、これまでのやり方を変えて、ウェルビーイング経営に転身しても、すぐに売上が上がるなどの効果は得られません。
なぜなら、人が変わるには、時間がかかるからです。
例えば、
・やらされ感で仕事をしていた人が、やりがいを持って仕事をするようになる。
・仕事なのだからやって当たり前だと思っていた同僚に、感謝しながら仕事をするようになる。
・「失敗したらどうする!」と怒鳴っていた上司が、部下の意見を聞いてチャレンジさせるようになる。
・「うちのやり方に合わない」と個性をつぶしていた経営者が、個性を活かす方法を探すようになる。
こんなことが、1ヵ月や2カ月でできるでしょうか?
ウェルビーイング経営は結果がでるまで時間がかかりますが、実現すれば、社員も会社もWIN-WINな最高に幸せな会社になります。
Well-Being経営が 4本柱(社員の個性を大事に、否定せず、機会を与え、お互いを尊重・感謝して風通しの良い環境で そのことで 自然と社員一人一人のアウトプットが相乗効果で上昇気流を興し 会社が舞い上がっていく そんなイメージですよね!
すばらしい企業支援商品・キャッチコピーができましたね
四国から ぜひ 西日本 そして 東にも進出して 成長してほしいです
これからの一恵さんの成長を応援していますよ!!
ありがとうございます。小嶋さんのおっしゃる通りです。
日本中の企業が社員を大切にして、幸せな会社が増えると、日本全体が幸せになりますよね。
これからも精進して、微力ながらウェルビーイング経営を支えていきたいと思っています。